ナイトワークの皆様は、毎年きちんと確定申告していますか?
「確定申告」と聞くと、なんだか凄く難しい感じがしますよね。
今回は、そもそも確定申告って何?という疑問から、確定申告をした方がいい理由などを詳しくご紹介いたします。
■確定申告って何?
簡単にいうと、払いすぎた税金を戻すために正しい所得を申告する作業です。
キャバ嬢の皆さんは、お店から所得税を引かれた額を受け取っていますよね?
10.21%という数字を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
本来キャバ嬢は、経費を引いた金額から所得税を計算しなくてはいけないのです。
正しく経費申告することで、払いすぎた税金を戻せる可能性がありますよ◎
まずはお店に頼んで源泉徴収票を発行してもらいましょう。
■ナイトワークも確定申告は必要な理由
自分に確定申告は必要ないと思っていた!なんて声をよく耳にしますが、ナイトワークも確定申告は必要です。
そもそも何故会社員と違って、ナイトワーカーには確定申告が必要かご説明しますね。
皆さんは、自分がお店とどういう契約で働いているかご存じでしょうか。
店舗の従業員と思っている方も多いかと思いますが、実はキャバ嬢と雇用契約を結んでいるお店はかなり少ないんです。
実は一人ひとりが個人の社長のような立ち位置で、お店は場所を提供しているだけという形態を取って節税対策しています。
お給料ではなく売り上げに対する報酬を受け取っているため、ナイトワーカーは一般的に「個人事業主」という扱いになります。
個人事業主は、
◆専業ならば所得が年間38万円を超える場合
◆副業ならばその収入が年間20万円を超える場合
確定申告する必要があります。
■確定申告をしないと罰則が…!
確定申告していないと、ある日税務署から封書が届くことも珍しくありません。
何年も確定申告していなかった場合、税務署が調査に入るケースがあります。
ちなみに、税務調査による追徴業種ランキングでは、キャバ嬢や風俗嬢が毎年上位にランクイン。
一般の会社員よりも税務調査に入られる可能性がグンと高いのです。
その場合、過去の税金やペナルティが課せられ、最悪の場合本来の2倍の税金を払うことになる可能性も。
■経費申告で払いすぎた税金を還付してもらおう
ナイトワークの皆さんは個人事業主になりますので、経費を申告し節税しましょう!
・経費には何が含まれる?
経費とは、お仕事するのに掛かった費用のことを指します。
キャバクラの場合、
・交通費(お店までの電車やタクシー)
・通信費(スマホ、Wi-Fi)
・接待費(同伴やアフター)
・プレゼント代(お客様への差し入れ含む)
・ヘアメイク代
・衣装(ドレス、ヒール、イベント衣装)
・化粧品(出勤時必ずメイクするため化粧品も経費)
・美容代(美容院、エステetc)
などが経費として申告可能です。
まずは、レシートを必ず保管する癖をつけましょう。
・医療費が戻ってくることも◎
医療費が年間10万円を超えた場合も、払いすぎた税金が返金されます。
病院までの交通費や、市販の風邪薬も医療費に含まれるんですよ。
2017年分から領収書の添付が必要なくなり、申請がかなり楽になりました。
明細書の作成が必要なので、病院や薬局の領収書も必ず保管するようにしましょう。
■確定申告のやり方
今は、税務署に出向かなくても確定申告が出来ます。
おすすめの確定申告の方法を見ていきましょう。
・インターネット e-taxを利用
確定申告は、インターネットで完結できます。
税務署や確定申告会場で直接提出する方法もありますが、確定申告の時期はとても混雑していますよね。
可能であれば、インターネットで書類を提出する、もしくはインターネットで作成した書類を印刷し税務署へ郵送する方法がおすすめです。
国税庁のWebサイトでも簡単に入力できますし、フリーソフトや便利なアプリも出ていますよ。
収入と経費を入力していくだけなので、レシートや領収書さえあれば意外に簡単な作業なんです。
・ナイトワーク専門の税理士さんに依頼する
何が何だか分からない!そんな方は、ナイトワーク専門の税理士さんに丸投げする方法がおすすめです。
LINEで気軽に相談が出来たり、月1万円台からと安価で利用できるところも◎
給与明細や領収書などを送るだけで確定申告が出来てしまうので、忙しいナイトワーカーには有難いですよね。
まずは無料相談などで話を聞いてみましょう。
■副業で水商売をしている場合は?
本業があり副業としてキャバクラで働いている方も、収入が年間20万円以上ある場合は確定申告が必要です。
その場合、本業で年末調整してもらった方も別途確定申告することになります。
会社に副業がバレないか不安な方も多いですよね。
副業がバレる理由は、実は住民税の増加なんです。
副業で収入が増えると、本業のお給料から天引きされる住民税も上がってしまいますよね。
確定申告では、住民税を「自分で納付」する選択が可能です!
バレたくない方は、住民税の徴収方法選択欄の「自分で納付」に〇を付けましょう。
■まとめ
今回は、意外と簡単な確定申告についてご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか。
よく分からない方は、まずはレシートや領収書を集めることから始めてみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。