もう正常になれないなら、いっそ泡のように弾けさせてくれよ
AmazonとかSpotifyのおすすめ機能みたいな感じの出会いだったけど、1年好きだった。いや今も好きだ。夜の底が冷えていく中で、この人と出会わなければ良かったと心底思った。 こんなセンチメンタルな気分になったきっかけ...
AmazonとかSpotifyのおすすめ機能みたいな感じの出会いだったけど、1年好きだった。いや今も好きだ。夜の底が冷えていく中で、この人と出会わなければ良かったと心底思った。 こんなセンチメンタルな気分になったきっかけ...
ある朝髪をセットしていると、センターパートに分けた前髪にキラリと光るものが。白髪である。ゾッと背中が粟立つのを感じた。 30の大台に乗った時、もう外見や年齢に縛られなくていいのだと安堵した記憶がある。しかし現実はどうだ。...
「じゃあね」と言って彼は黒のトレンチコートを翻らせてどこかへ行ってしまった。彼はどこへ行くのだろう、明日の生死も知らずに。 ──ジェンダーレストイレなどの問題で何かと一時期話題になっていた「東急歌舞伎町タワー」に行ってき...
雨の日はシーシャが美味い……らしい。かつて付き合っていたヘビースモーカーの男も、雨の日は煙草がうまいと言っていた。そういうものか。なんにせよ、とてつもない雨男の俺とは相性がいいようだ。シーシャも、スモーカーの男も。 夜職...
メイドやチャイナなど、さまざまなコンセプトでお給仕(接客)がされるコンセプトカフェ、いわゆる「コンカフェ」。この記事を読んでいる方の多くは一度は通ったことがある、もしくは働いたことがあるのではないでしょうか。 コンカフェ...
キャバクラやホスト、最近では一般的な男女間の関係において、「貢ぐ」「貢がれる」「貢がせる」の関係性は非常に重要です。相手を幸せな気持ちにさせて上手く貢いでもらうためにはコツが必要だと分かっていても、なかなか難しいと考えて...
過去2回書いたブックレビューの記事が、たいへん好評である。ということで、編集部から正式にシリーズ化してもらった。この調子でギャラもガンガン上げてほしいが、その辺はどうも濁されている。 さて、記念すべき第3回。今回取り上げ...
私にとって初めてのキスはホストだったし、最後のキスは知らないおじさんだった。 好きな人となんかキスもセックスもしたことがなかった。それどころか好きな人なんてできたこともなかった。「どんな人でも受け入れてくれる」──そう聞...
「ひゃあ、近くで見ると本当にでっかいなあ」 夕陽を反射している巨大建造物を見上げて、俺はそう独りごつ。ここは水商売のメッカとしてお馴染み、新宿歌舞伎町である。 新宿にはしょっちゅう入り浸っているものの、2丁目やゴールデン...
「キャバ嬢やホステスさんは水商売を上がった後はどうするの?」「キャバ嬢の知られざる”その後”はどんなものになるの?」「夜職を始めたらやっぱり普通の生活には戻れないのかな…」 などなど、この記事を読んでいる方の多くはこんな...