顧客に褒められたら!?100点なリアクションを伝授

夜の世界を泳ぐ…迷える小魚なアナタに、今宵もとっておきの秘技を伝授して参りましょう。

今回のテーマは、お客様に褒められた時のリアクションについて。

よく、美は細部に宿ると言います。そこで、外観やファッションセンスを一生懸命磨いている人も多いと思われますが、ちょっとした些細なやりとり、受け答えや切り返しのセンスにも、忘れずに美を宿らせてください

 

褒められた時にスカしてはならない

幼少期にあまり褒められた経験がない人や、疑り深い性格の人は、せっかくお客様に容姿や性格を褒めてもらえても、スカしたリアクションをしてしまいがち。

「そんなことないよ…」「そういうのいいから…」なんて、なんとなく自分を卑下してしまい、素直に褒め言葉を受け取れていない人はいませんか?

あなたからしたら、ちょっとクールなリアクションを取ることで「自分は決して調子に乗ってなどいませんよ」と自己防衛をしているつもりかもしれませんが、これではせっかく差し出してもらった言葉の花束を、受け取らずに叩き落としているのと一緒です。

褒めてもらった時には、満面の笑みか、もしくはちょっぴり照れながら、素直に「そんなこと言ってもらえて嬉しい!」「ありがとう」と、ストレートなりアクションをするのが正解です。ここであまり変わったことを言おうなどと考えてはいけません。

「ありがとう」+αの言葉とは!?

上級テクニックを持っているプレイヤーさんは、「ありがとう」でラリーを終わらせたりしません。ここからさらに、相手に「褒めてあげてよかった」「また褒めてあげたいな」という気分にさせる裏ワザをお伝えしましょう。

それは、「そこを褒めてもらえたのって初めて」「そんな細かいところまで見てくれてるんだ」「いつもそんなに褒めてくれるのはあなただけ」というように、お客様の褒め言葉が自分にとって特別で、唯一無二なものであると演出するような言葉を返すこと。

これができると、褒め言葉のギフトを、何倍にもして、相手にお返しすることができます。

褒められたら「褒め返す」のが鉄則

お客様に褒めてもらえた時、ただ喜んでおしまいではいけません。10褒めてもらえたら、20褒め返すくらいのつもりで、ちゃんと褒め返してあげるのを忘れずに。

ただし、お客様によっては、褒め言葉を受け取ってくれないケースもあります。

たとえば、「スタイルいいね」「センスいいよね」「今日も素敵だよ」なんて褒めてあげても、「どうせみんなに言ってるんじゃない?」なんて、卑屈な言葉で切り返される場合もあるでしょう。しかし、そこで「この人は褒められたくないんだな」とか「褒めてもいいリアクションがもらえないから、もう褒めないでおこう」と判断してしまうのは、もったいないことです。

お客様が良いリアクションを取れない理由は、ただ単に、自分に自信がないからであって、褒められて嬉しくないわけではありません。自信がない人に自信をつけさせるには、やはり褒め続けるしかないのです。

一度褒めた箇所を、2度と褒めてはいけないとか、何度も同じところを褒めていると飽きられそう、なんて思うかもしれませんが、関係ありません。褒め言葉は、無限に無敵なのです。毎回会う度に同じところを褒めてるな…、と自分で感じても、構わず全力でお客様を褒めてあげましょう。

最後に…

お客様にとって、特別で唯一無二な存在になるためには、外観を磨いているだけではダメです!

些細なやりとりに対するリアクションも、常に最高であってください。

特に、褒められた時には全力で喜び、褒めてくれたお客様の感性を讃えると共に、褒めてもらった倍くらいお客様のことを褒めてあげてください。