【幹部ホストに直撃!】ホストクラブにはなぜわけのわからない役職がたくさんあるの? ~後編~

前編では、ホストクラブに多数の役職がある理由や幹部になる基準、役職とメンバーの違いについてお伝えしました。

【幹部ホストに直撃!】ホストクラブにはなぜわけのわからない役職がたくさんあるの?~前編~

引き続きお話を伺うのは、某大手ホストクラブ、代表取締役社長(以下社長)と統括部長(以下部長)のお二人です。

社長はお店のカラーを創造し組織の統率をとる人

社長はなにをする人なのですか?

主にお店のカラーを創造していきます。同時に店の統率をとる人間だと認識しています。

社長のインスタを拝見していたら納得です。
新しい試みや、おもしろいイベントのお知らせはもちろん、メンバー愛にあふれています。
そしていつもなんだか楽しそう。
けれど、幹部になる前は相当なご苦労があったのでは?

なる前はだれでもがむしゃらにやっているので、苦労というより先輩方やお客様への感謝力が深くなる印象です。

えーっ。お客様がついたり、売上をあげたりすれば、「自分の能力だ」「自分の努力の結果だ」と思いそうなのに。
自信満々になったり、鼻が高くなったりするわけではないのですね。
むしろ周りへの感謝力が深まるのですか!

ホストクラブにおける縦社会は、何かと窮屈そうだと思っていました。
むしろ、ひとりひとりが周りの力のおかげで成長できると、感謝力を深める役割も担っているのだとは思いもしなかったです。

幹部を筆頭にしたチームの力が、人間力を鍛えるのでしょう。

幹部になったあとの苦労エピソードはありますか?

なった後は幹部特有の見られ方があるので、接客や会議の発言には影響力をもたらすための努力が必要です。
とくに自分の場合、幹部からチーム制度というのがありましたので、ハタチそこらの若者がだれかに仕事を教えていく立場としてたくさん勉強しました。
それでもうまくいくことなんかはまれで、ほぼ失敗からたくさん学びました

今の社長を拝見すると、もともとリーダーシップ能力が備わっていたのかと思っていました。
そして人望を集めるこの人間性も、天性のものかと。
しかし、ほぼ失敗の経験から学んでこられたと。
社長のような存在になれるのなら、むしろ失敗こそが必要なのかもしれないですね。
後輩たちも、社長の姿を見て夢を描けるのではないでしょうか。

幹部になる前はがむしゃらで、むしろなったあとのご苦労が多い様子。
失敗をたくさん経験しても、決して諦めない。
ひたむきに仕事や自分自身と向き合うことが、社長として成功する理由なのかもしれません。

部長は社長の代理人

部長はなにをする人なのですか?

明確な仕事はないですが、基本はオーナー社長の代理人です。
ある程度の決定権を任されています
役割の内容は、トラブル対応やすべての業務や営業を確認し改善するなどです。
各店舗の管轄や出勤時間の区別はないので、全店舗全時間帯に関与します。

そういえば部長は勤務時間以外も、お店でよくお見かけしましたね!すごい!
幹部になる前、なったあとの苦労話を教えてください。

幹部になるまでは稼ぐことに必死だったので、あまり覚えていないです。
幹部になってからは、上司の考えと下の子の意見が合わず板挟み状態が多かったのでかなり苦労しました。

部長もやはり幹部になるまではがむしゃらだったのですね。
中間管理職としての板挟み問題、ホストクラブでもかなり苦労があるようです。

社長、部長ともに幹部になるまではがむしゃらで、苦労話もあまり覚えていないようです。
実際は苦労も多かったと思います。
それすらも感じる暇もないくらいに必死でやってきたから、今があるのでしょう。
それもいい仲間たちがいたからこそ。
同じ目的のかけがえのない仲間たちに支えられたから、それを何倍にもして部下たちに還元しようと思えるのかもしれませんね。

まるで、上から下へと仲間愛のバトンが受け継がれているようです。

幹部になってよかったことは

幹部になってよかったことを教えてください。

幹部というか出逢いがすべてです。
お客様、従業員ともに本当に恵まれてきました。
これから皆を笑顔にできるお店や存在を創っていきたいです。

お客様や従業員からの相談が多く、いろいろな価値観や考え方を聴けて勉強になることです。
また、幹部として責任感のある立場に立つため、仕事意欲が途切れません
毎日楽しく仕事に専念できることです。

お客様や従業員のありがたみを心から感じれる喜び。
お客様や従業員の話を聴くことで遂げる成長。

重い責任のプレッシャーの中で、周りからは想像しえないほど努力をされ
ホストとして、一人の人間として、大きな恩恵を受けてこられたのでしょう。

もう十分すぎるほど本気だと思うのですが
まだまだだったのですか!

社長と部長はまるで投手と捕手のような名コンビ

いつになく真面目なおふたり。
ちょっと聞きたいんですが、社長はLINE、超即レスですよね?あれはスタッフにも?

そうですよ。
基本会議以外は即レスかと。
睡眠時間も短いので、ほぼ24時間近くすぐに返信くるー!

会議では社長はどんな感じ?

たまにぼくらには意味のわからない単語を出しますね。
でも、そのままうんうん聞いてますよー。

社長、勉強家ですもんね。
それに、社長のアイデア力や行動力はすさまじいですよね。

そうそう、ぼくがちょっと待ってと、いったんストップをかけることもよくありますよ。

なるほど。正反対とも言えるお二人。
しかし、まるで投手と捕手の夫婦関係のようですね。
このコンビがいいチームを創り、引っ張っていくわけか!
しかし幹部は想像以上にご多忙でした。
その分決してお金では得られない、人として大切なものを日々、育んでいかれているのだと心より実感しました。

ただ、体が心配ですよ。おふたりともピチピチではないのですからねー。

ホストたちは役割を持つことで、人間力を磨いていく模様。
幹部たちは、がむしゃらで周りが見えないくらい必死のメンバーたちを、丁寧にサポートしながら、彼らの人間力を高めるための教育も。

魅力的な人材を増やし、お客様にとってより価値のあるお店になるため、日々努力をされているのですね。
個はお店のために、お店は個のために

まとめ

ホストクラブになぜ肩書が多いのか。

お話を伺ったところでは

・お客様の多様性にあわせ数種の肩書を用意して、売れているホスト(質の高いサービスを提供できるホスト)をわかりやすくする

・ホストへの仕事意欲の意識づけ

・組織の中の役割を通して人間的成長を目指す

・メンバーが売上をあげることに専念できるよう環境を整える

・自分たちで店を創りあげていくやりがいを持つ

であると感じました。

正直、肩書がある俺らってかっこいいという自己満足なものかと思っていただけに、驚きを隠せません。

思えば、いろいろな店舗様で遊ばせていただきましたが、どの店の新人君も「先輩たちがめっちゃいい人」「上の人たちはすごく優しい」と口々に言いました。それもこうした幹部ホストさんたちの努力あってこそでしょう。

ますますこれからも、ホストクラブから目が離せませんよね。