【元ゲイバー肝臓係が語る】辛い二日酔い!ウコンより効く対策・予防法

新年、明けましておめでとうございます。

夜職のみんなも、昼職のみんなも、無職のみんなも何かと理由をつけては酒を飲んでいることと思う。正月は本当に酒がうまい。できることなら俺だって記事など書かずに昼からコタツで飲んだくれていたいところだ。

だがそんな我々の素敵な正月に水をさす、無粋な奴がいる。そう「二日酔い」だ(あと「締め切り」)。

道端で酒を飲んでもしょっぴかれない酒飲みフレンドリーなこの国であるから、コンビニでもウコンなどの二日酔い・悪酔い対策ドリンクは手軽に購入できる。
しかしその効果を眉唾と感じている酒飲みも多いのではないだろうか。

多分それはウコンのせいではなく、ウコンの効果すら上回るほど大量に飲酒しているあなたのせいだが、当サイト・ダブルテラスは酔っ払いに優しいサイトである。

毎晩浴びるほど酒を飲む夜職取材特化の当サイトが、みなさんにとっておきの二日酔い対策・予防法を伝授しようと思う。
新年のお年玉だと思って受け取ってほしい。

(※効果は全て筆者の個人的な感想でありその効能を証明するものではありません。)

夜職みんなのお友達、ミラグレーン

まずは「夜職でこれ知らんかったらモグリ」とも言われている定番中の定番二日酔い・悪酔い対策サプリメント『ミラグレーン』。

サプリメントと書いたが、実はれっきとした第3類医薬品である。オレンジ色の不気味な錠剤で、なんとも薬効がありそうだ。
その成分の主役となっているのが、希少な生薬「牛黄(ゴオウ)」であり、これは牛の胆石。不気味だ。

効能の欄には、二日酔い・流行性肝炎・肝硬変症・黄疸・アルコール中毒・薬物中毒・自家中毒…「ほとんど廃人では」というハードコアなワードが並ぶ。不気味だ。しかし頼もしい。

俺が新宿2丁目で(ほぼ肝臓係として)働いていた頃、店の福利厚生(?)の一環として支給されていたのもこのミラグレーンで、夜職を辞めた今でも愛飲している。
翌朝スッキリ、全身の怠さもなく、寝起きでも酒が飲めるぜ〜ということで、旅行などにも忘れずに持って行く。

歌舞伎町のホストやキャバ嬢はもちろん、2丁目のママさんたちが愛飲している、と聞くとなんだかとっても信頼できるような気がしないだろうか?何しろホストやキャバ嬢と違って、還暦過ぎても現役を維持する彼女たちのお墨付きである。

ただし少々値が張る。
さらに一般的なドラッグストアではなかなか手に入りにくい上、基本は実店舗でのみの販売。
事前に販売店を調べてから買いに出るのがおすすめだ。

ちなみに俺は夜職御用達、新宿の龍生堂薬局で購入している。名前が好きなんだ。今年は辰年なので「龍」が入っているのも縁起がいい。

(※効果は全て筆者の個人的な感想でありその効能を証明するものではありません。)

料理研究家のリュウジニキも愛用、五苓散

https://twitter.com/datcha_memo/status/1733643068702957699?s=61&t=1XYUmaPgxI28NNQhODVe2A

お次は漢方からのノミネート、『五苓散』である。
こちらも新宿2丁目や歌舞伎町で人気の二日酔い・悪酔い対策用医薬品だ。

体内の水分量を調節するという効果があり、本来はむくみや頭痛のために開発されているっぽいが、業の深い二日酔い患者にも効果てきめんである。
個人的には二日酔いの時に飲むというよりも、事前に飲んでおくことで翌朝が楽になる、というイメージだ。もちろん二日酔いになった後でも効果はあり。ややトイレが近くなる印象。

以前ミラグレーンを切らしていた二日酔いの朝、近所のドラッグストアで仲良くなったイケメン薬剤師に勧められて買って以来、その効果を信頼している。
ミラグレーンに比べて安価であり、大体どこのドラッグストアでも手に入るのが嬉しい。漢方と聞くと安心感もある。

五苓散は酒飲みで有名な料理研究家・リュウジ氏が愛飲しているそう。
リュウジニキがそう言うなら間違いなく信頼できる。何しろ俺はリュウジニキの大ファンなのだ。
レシピは何を真似しても美味しいし、しかもニキは顔も可愛い。タイプだ。

中でもニキの考案した「ブロッコリーの唐揚げ」はまじで揚げ物界に革命を起こしたと言っても過言ではないうまさであり、まじで無限に食べられるし、まじで無限に酒が進む。
そのためこの逸品で飲む時は、必然的に二日酔いになりがちだ。
そんなブロッコリーの唐揚げのお供にも、五苓散!である。

(※効果は全て筆者の個人的な感想でありその効能を証明するものではありません。)

二日酔い予防には、結局水が最強!?ポカリも効果的

ここまでミラグレーンと五苓散という、二日酔い・悪酔い対策薬の2大巨塔をご紹介したが、そもそも薬に頼らず、二日酔いにならないために取れる対策はあるのだろうか?

ある。それは「水」である。
アルコール分解・排出の基本は結局水分なのだ。単純明快だ。

どれだけ高価な薬品やサプリメントを常備したところで、飲み会の最中に飲むチェイサーに敵う二日酔い防止策はない、というのがプロの酔っ払いたちの意見ではなかろうか。
「酒と同量の水を飲む」というワードを一度はみんな聞いたことがあるだろう。

結局頻繁に水分を接種しながら飲酒するのが1番効果的で、かつ経済的であるのは間違いないのだが、酔っ払ってくるとそうもいかないのが我々のダメなところでもあり、気がつくとビールをチェイサーにテキーラ飲んでる、みたいな地獄絵図に陥りがちだ。ちなみに昨夜の俺である。 

こういうアホな酒飲みのためにミラグレーンや五苓散といった薬が開発されているのだから、製薬メーカーのみなさんには頭が上がらない。
多少値段が高くても文句を言うなという話である。

ちなみにポカリなどのスポーツドリンクも、飲み会中や飲んだ後の水分補給には適しているそうだ。
水分の吸収率が高いことから夜職時代は「ポカリ割はキマる」などと言われて罰ゲームで飲まされたりもしたが、それはどうも嘘らしい。販売元の大塚製薬がそう言っている。

ただの水をぐびぐび飲むのは辛いものがあるので(酒は何リットルでも飲むくせに)飲みやすいポカリでしっかりと水分補給をしよう。
甘みが気になる人にはカロリーオフのものがおすすめだ。

また、空腹だとアルコールを急速に吸収することになり、二日酔いや悪酔いにつながるので、ちゃんとおつまみも食べながら飲もう。
アルコールの代謝を助けるタンパク質を取るように心がけ、定番どころでは枝豆やナッツ類もおすすめだ。唐揚げやポテトなどの揚げ物は最近年齢的にきつい。

(※効果は全て筆者の個人的な感想でありその効能を証明するものではありません。)

こんな注釈だらけのポイズンな世の中じゃ酒くらい飲みたくもなる

医薬品の紹介をしたために、注釈だらけの記事になってしまった。注釈というやつは正直書いていてものすごいストレスだ。限られた文字数を読者でもないクレーマーにおもねった注釈に割くなんて、実に不本意でもある。
こんな言いたいことも言えない注釈だらけのポイズンな世の中では、二日酔いになるまで酒を飲みたくもなる。

夜職も、昼職も、無職も、大人たちはみんなそういうストレスに日々さいなまれ、やってらんねえよと酒を飲む。
酒は確かに体に悪いが、生きるために必要でもある。特に俺たちのような人間たちにとっては。

だからこそ当サイトでは今後も不定期ではあるが、夜職目線からのガチな二日酔い対策情報を発信していこうと思う。
注釈に文字数をかなり使ってしまったので今回は夜職ド定番のご紹介しかできなかったが、巷には嘘か真かわからない無数の二日酔い対策がある。ラムネが二日酔いに効く、とか、あれ本当なんだろうか?

それらをライター自ら実践し、効果のほどをご紹介できたらと思う。
幸運なことに当サイトのライターや編集は皆、筋金入りの酒飲みである。フィールドワークの場数が違うので、信用してくれていい。

(※効果は全て筆者の…以下略)

著者近影 みんな飲み過ぎには気をつけよう