熟女キャバクラという選択。接続可能なキャバ嬢は未来をどう描く?【極秘!体験潜入】~後編~

熟女キャバクラという選択。接続可能なキャバ嬢は未来をどう描く?【極秘!体験潜入】~前編~

昔のキャバクラは若い女性しか需要がなく、在籍での許容年齢が近づいてきたら次への決断を迫られました。

昼職へのシフトか結婚してあがるか、お客様を持ってラウンジやクラブに移籍か、などが主な道だったようです。

しかし、今では年齢を重ねてもキャバクラで勝負できる時代。

やっぱりキャバクラが一番向いている女性にとって、熟女キャバクラという選択肢は魅力的です。

また、いったん夜職をあがっても、出戻れる場所がある安心感が、次のステップへの不安をかき消してくれるはず。

選択肢が多いほど自由度は高まり、次のステップへのチャレンジを容易にしてくれます。

熟女キャバクラなんて無理!というキャストもいるでしょう。

しかし、こんな世界があると心のどこかにとどめておくのも、そう悪くはないものなのです。

熟女キャバクラに来るお客様に聞いてみた

激安が売りの熟女キャバクラ。

実際お客様たちはどう思っているのか。

本心は冷やかしや怖いもの見たさじゃないのか。

同じ値段だったなら、若い子専門の店に行くのでしょう?

そんな疑問を投げかけてみました。

熟女キャバクラは落ち着いて飲める

ところでターさん、ここの常連さんですよね。
なぜ熟女キャバクラを?若い女性の方がいいですよね?

年齢が離れていると、会話も気を使うし、何より若い女性の考えていることはおじさんにはわかりにくい。
やっぱり年齢の近い女性と飲むのが一番落ち着くし、気が楽だよ。

中高年男性からすれば、年齢の近い女性のほうが落ち着いて飲める。

年齢は気にならない。安く飲みたい

やっぱり熟女は最高でしょ!(ドヤ)

いや、嫁も熟女、彼女も熟女だから
若い子と遊びたいわ~!
いつもは若い子のキャバクラ行くねん。たまーにここ来る。

なるほど。ここに来るのは安いからですか?

そう。安いし、若い子もいるしな。

見た目は熟女、ノリは若い子で。ドヤっ。

自分おもろいな!

退席時、彼らの小声が筆者の耳に届きました。

「あれ、おもろいな。あれ指名しよ」

結局面白ければ年齢容姿なんでもよい、熟女キャバクラにはそのようなお客様も来店されます。

ただし、その後とくに席に呼ばれませんでした涙

若い子じゃないと無理というお客様ではないから、キャストの年齢は判断材料にならない。
結局は自分らしさ。

熟女大好き。熟女と出会いたい

はじめま……若い!いくつ??

20歳。自分いくつ?!おかんくらい?

君のおかんは25歳かい!(ネタ)
でも、やっぱり若い子の方がいいよね~。
待っててね、ほかにちゃんと若い子いるからね。

いや、おねーさんがいい。
僕、最高年齢60歳だったし。
きれいにいようとしている熟女なら年齢関係なし
(瞳キラッキラになってる)

(心の声)ガチだ……。ガチの熟女好きキタ。

若い男性は、プライベートでなかなか熟女と出会えないため、熟キャバに行く。

しっとり美熟女も、おもしろい熟女もいい

ヘルプ失礼します~。

しばし会話が盛り上がったのち、指名のキャストが席に戻ってこられて、交代となるはずが。

行かんでいいよ、ここおり!
彼女(本指名)A指名、ライターさんB指名でいくね。

お酒強いんや!いいよ、なんでも頼み!

そしてBBAキャラを炸裂させて笑いに走ると、どんどん有料ドリンクをおかわりさせていただけました。

4セットの延長です。

本指名のしっとり美熟女とは真逆の、大阪のおばちゃんと飲むのもまた楽しく思ってくれるお客様もいます。

初心者でも、本指名キャストを引き立てるべくスーパーヘルプに徹すると、熟女キャラが功を奏しそれなりの評価をいただける。

若さや高い美貌を求めていないお客様が大半なので、どのキャストも自分らしさを生かして働けます。
初心者でも楽しくのびのび働けました。
熟女キャバクラおもしろい!

熟女キャバクラが増えるきっかけは

お店の方に、熟女キャバクラの歴史についてお伺いしました。

熟女キャバクラの発祥は名古屋だったそう。

熟女キャバクラが繁盛しているとうわさを聞きつけ飲みに行くと、女優やモデル系の美熟女が多数在籍していて、そのレベルで値段が激安設定だったとのことです。

そりゃ、これは流行るなと納得したけれど、そのレベルの女性を集めるのも難しいということで、いったん熟女キャバクラ立ち上げの話は頓挫した模様。

しかし、各地で熟女キャバクラが人気となり繁盛する現象がおきました。

熟女とは名ばかりで、実際は激安店であること。

その分お客様のニーズにあわせて、さまざまな個性を持ったキャストをそろえること。

キャストからすると、厳しくなく働きやすい環境や条件であること。

などが理由で、軌道にのれたようです。

キャバクラのみならず、熟女が在籍していることを売りにするお店も増えているとのことでした。

また、若い女性向けのコンカフェの乱立などで、個性的な特色を持つお店がなお一層注目されるように。

飲食業界もよりエンタメに走ることになるかもしれませんね。

熟女キャバクラ体験入店の感想

熟女キャバクラって会話も達者で気遣いもうまい、ママさんクラスの女性を集めているのかと思ってたけど、実際はごく普通の女性が大半だったね。
行くまではちょっと怖かったけど、キャストさんいい方が多かったので安心できた。

でもやっぱり若い子はかわいいし、きれいな女性が多いと感じたよ。

激安店だからといって、身だしなみや身のこなし方に手抜きは一切なかったよね。
それがお客様にとっても高コスパに思えるひとつかも。

水商売ではいろんなお店があるけど、熟女キャバクラは良心的な方だと感じたよ。
お客様の層もよかった。

時給からすると(1300円~)微妙かなと思うけど、頑張って成果をだしてお給料アップに繋げたいなら、いい職場だと思えるよね。
経験者ならなおさら、時給アップの難易度も低いかもしれないね。

ちょっと給料システムが複雑だったからなんとも言えないな~。

さすが現役お水!視点が違う

次は熟女スナックに行ってみたいな!

まとめ

今回、熟女キャバクラに体験入店で潜入取材をしてきました。

そこで、熟女キャバクラは現役キャバ嬢さんたちにとって、次のステップの選択肢に十分なりえると判断しました。

【メリット】

・年齢、容姿、経験に縛られず面接の難易度は低い

・過剰な人間関係が苦手な人も心配不要

・お客様の要望が高くないため、ストレス度も低い

・時給が安い分、ノルマや細かい縛りもなく気が楽

・指名やドリンクバック取りやすい

【デメリット】

・激安店だから当然スタート時給が安い

・人間関係がドライなため、お店に愛着が湧きにくい

・おそらく男子スタッフの給与も安いため、スタッフへの期待は禁物

ただし、今回1店舗のみの取材であったため、どのお店もこうであるとは言い切れません。

また、各地の特色などで大きく違ってくることも考えられます。

そうしたことを考慮しても、熟女キャバクラは魅力があります。

お給料も面接での交渉も可能かもしれないので、一度面接や体験入店もありかも!

とにかく日々頑張っているキャバ嬢さんたちには、心から敬意を示したいと思います。今宵もキラッキラに夜の街を輝かせてくださいね。

ABOUT US
中谷まり亜
産業保健看護師。産業カウンセラー、心理カウンセラー。大阪在住フリーライター。昔々場末のスナックで水商売デビューをするも早々にクビを言い渡される。その後お客様の紹介で北新地に移動しナンバーワンホステスとして才能を開花。現在はフリーのライターとして主にホストクラブを取材。使った額は年収以上?!まれにホステスバイト。多くのナイトワーカーの頼れるアネキを目指している。