【おろしてほしいお酒No.1アルマンド】シャンパン会社の社長に直撃取材!~前編~

一般の方はもちろん、ナイトワーカーにとってもお酒の席で重要な意味を持つシャンパン。

華やかにテーブルを彩り、店内のキャストもお客様も一瞬にして笑顔にしてくれるそのシャンパンが、私たちの手元に届くまでにはいったいどんなドラマがあるのか気になったことはありませんか?

普段シャンパンは飲んでいても、シャンパンを取り扱う会社については実際よくわからないものです。

そこで今回、アルマンドの正規代理店の株式会社skyさまに直撃取材してきました。

お客様との会話の小ネタにもなるシャンパン雑学や、アルマンド正規代理店についてなど、ここでしか読めない貴重な記事となっています。

今日からシャンパンをおろしてもらう時間がより楽しくなりそうですね。

本記事は2021/11のインタビューをもとに作成し2022.8に公開したものです。

アルマンドをお客様におろしてほしい

最高級シャンパンの中でも豪華なイメージのアルマンド。

誰もがお客様にアルマンドをおろしてほしいと思ったことがあるはず。

そんなあなたは、どうすればアルマンドをおろしてもらえるのだろう?と考えるかもしれません。

その一手として、アルマンドを含むシャンパンの雑学を身に着けて、小ネタとして披露するというテクニックはいかがでしょうか。

面白い小ネタをお客様に提供できれば好評価も得やすいはず。

話の流れで「それじゃアルマンドを!」とうれしい言葉が聞けるかもしれません。

そこで今回、大阪でアルマンド正規代理店を営む「株式会社sky」社長に、シャンパンにまつわるお話をうかがってきました。

【株式会社sky社長】中卒で現場の仕事に就いたのち18歳でホストデビュー。グループの代表取締役社長となり30歳で引退。その後BARを経営し36歳でシャンパン卸業アルマンド正規代理店「株式会社sky」の経営者となり現在に至る。

シャンパンの会社ってどういうところ?

ライター

株式会社skyってどのような会社なのですか?

sky社長

シャンパン(洋酒)を卸す会社です。

業態で言えば、洋酒卸業、酒類通信販売業になります。

ライター

お酒の卸し屋さんですね。
シャンパンを専門に扱っているということですか?

sky社長

メインはアルマンドとハニートラップというシャンパンです。

しかしシャンパンだけでなく洋酒全般を扱っています。

ライター

なぜ取り扱っているのは洋酒だけなのですか?

sky社長

商売でお酒を扱うには免許がいります。

酒屋さんやお酒を扱うインターネットショップにお酒を販売するには「酒類卸売業免許」が必要です。
僕は洋酒に着目したので「洋酒卸売業免許」を持っています。
シャンパンやブランデーなどの洋酒の仕入れや販売ができるのですが、缶ビールや缶チューハイなどの日本のお酒は扱えません。

ライター

洋酒に着目したのはどうしてですか?(もっと手広く扱うほうがよさそうだけど?)

sky社長

ホストクラブで飲むお酒のほとんどが洋酒です。

僕自身ホスト歴が長く知識や経験もありますから、取り扱うのは洋酒がいいなと思いました。

その中でも僕らがやりたいのがシャンパン。

sky社長

お店でシャンパンと呼ばれているものは2種類あります。

おおまかに言いますと

ひとつはフランスのシャンパーニュ地方で作られたもの、これがシャンパンで、もうひとつはシャンパーニュ地方以外で作られたもの、例えばドイツなどのものがスパークリングワインになります。

ホストクラブやキャバクラで飲むぶんにはあまり気にする方はいないかもしれませんが、我々はシャンパンを取り扱いたいんです。

ライター

スパークリングワインはポンパやカフェパリ、リステル、アスティって銘柄のものですよね?お安めなのはありがたいけれど味がちょっと苦手です。

sky社長

ホストクラブに置いているスパークリングワインは女性向けに甘めでアルコール度数が少ないものにしているから、お酒好きなライターさんには合わないのかもしれませんね。

アルマンドの正規品を日本で取り扱えるのは3社だけ

ライター

skyさんではスパークリングワインでなく、シャンパンだけを取り扱っているのですね?

sky社長

現在は、シャンパンのアルマンドとスパークリングワインのハニートラップをメインで取り扱っています。

ライター

アルマンドはあの有名なお高いやつですね!アルマンドを作っている会社なのですか?!

SKY社長

いいえ作ってはいません。

アルマンドはわれわれの自社製品ではなくて、シャンパーニュキャティアというワイナリーが製造・販売しているんです。

日本ではアルマンドジャパン社だけが取り扱っていて、西と東にそれぞれ一社ずつ特約店がありましたが、skyが3社目になります。

ライター

日本でアルマンドを取り扱える正規代理店はたったの3社?そのうちのひとつがskyさんなのですね。すごいです。

しかしアルマンドは正規品じゃない偽物もあるということですか?

sky社長

シャンパンには正規品と並行輸入品があります

正規品ではないという意味で、偽物と勘違いされやすいですが全く別のものをアルマンドと偽っているというわけではないはずです。

われわれが取り扱っている正規品は、正規のルートできちんとした品質管理のもと日本に運ばれてきます。

フランスから 赤道を通って船でやってくるので徹底した温・湿度管理でないと質や安全性が保たれないですし、味が変わります。

 並行輸入品は安くで仕入れる分、どんなルートを通ってきたかわかりません。また、品質管理にも手間やお金をかけてはいません。

だから味や品質が全然ちがうのです。

フランス人のシャンパンに対する味のこだわりが、厳正な輸入規定に反映されていると思います。

ライター

なるほど。

ざっくりとまとめると以下のようになりますね。

①私たちが日頃シャンパンと呼んでいるものはふたつの種類があります。
・シャンパーニュ地方で生産された「シャンパン」
・シャンパーニュ地方以外で生産された「スパークリングワイン」

②シャンパンには正規品と並行輸入品があります。
・正規品は品質や安全性が保証されている
・並行輸入品は正規品よりは低価格だが、品質や安全性は不明瞭

③日本で正規品のアルマンドを各酒屋や各店舗に卸す代理店は3社だけ。

インタビューの後半は

知っておかないと大困り!アルマンドの正規品と並行輸入品の見分け方や、シャンパン会社社長おすすめの飲み方などをお届けします。

続きは~後編~で。

2件のコメント

[…] 【おろしてほしいお酒No.1アルマンド】シャンパンの会社の社長に直撃取材…では、アルマンドには正規品と並行輸入品があるとわかりました。お酒を扱うお仕事に従事している以上、正規品と並行輸入品の見分け方は知っておきたいものです。 […]

ABOUT US
中谷まり亜
産業保健看護師。産業カウンセラー、心理カウンセラー。大阪在住フリーライター。昔々場末のスナックで水商売デビューをするも早々にクビを言い渡される。その後お客様の紹介で北新地に移動しナンバーワンホステスとして才能を開花。現在はフリーのライターとして主にホストクラブを取材。使った額は年収以上?!まれにホステスバイト。多くのナイトワーカーの頼れるアネキを目指している。