ヘルプ指名が入るとバックやポイントが入ってうれしいのはもちろん、先輩ホストやお店からの評価もあがります。
先輩がたのお姫様から気に入られれば、友達を指名でつけてもらえたりよい評判を流してもらえたり、自分の顧客獲得のためにも大いに役に立つでしょう。
無難にヘルプ業務をこなしていたなら、これからは積極的にヘルプ指名をもらう接客にシフトチェンジ。
ここでは水商売ではほとんど知られていない【交流分析学】という心理学の手法を使った会話術を、産業カウンセラー・交流分析士のライターがわかりやすくお伝えします。
まわりのライバルに差をつけて、誰よりも多くのお姫様に愛されるヘルプを目指していきましょう。この土台は必ず将来のあなたを助けます!
交流分析とは

精神科医のフロイトが深層心理を研究して発表した「人間の中にある3つの心」を、エリック・バーン博士がわかりやすく解いた学問です。
人間関係の問題を解決するための心理療法として活用されています。
また仕事や子育ての場面でも、よりよい関係をつくるコミュニケーション術として多くの人に親しまれています。
ヘルプ指名をもらうには3つの心を知る


カウンセラー
交流分析学を勉強して実践したら、結果的に好かれちゃった。そしたら多くのお姫様から愛されるようになったという状態です。

そんな魔法のようなテクニックがあるわけないじゃないですか!

カウンセラー
テクニックじゃないんです。これは「人間の心は3つの状態がある」ってことを理解する心理学です。
自分のことも相手のことも理解できたらどうなりますか?

相手の心がわかる?
女の子は自分をわかってくれる男を好きになるよね。姫の心を理解すれば姫に好かれるってわけか!
ぼくも自分をわかってくれる女の子に弱いですしね(デレデレ)

カウンセラー
まさに相思相愛。その状態だといい人間関係が長続きするってことはわかりますよね?
それでは3つの心について説明していきます。

このように人間の心は、親・大人・子供の3つの心に分けられるとエリック・バーン博士は言いました。
さらに親は2つ、子供も2つに分けられて、合計5つの心の状態があるとされています。
・責任感が強い・理想を求める・社会的な約束を守る・厳しい・命令をだす・威厳がある・支配的
・優しい・保護的・母性的・いたわりやなぐさめ・共感的・あたたかい・めんどうみがいい・寛容的
・論理的・理性的・現実思考・冷静沈着・計画的・損得勘定・感情はOFF
・天真らんまん・喜怒哀楽がはっきりしている・自由人・明るい・好奇心旺盛・自己表現・素直さや正直さ
・優等生・協調性や協力性・我慢や忍耐・自分を抑える・他人の期待に添う努力・他人優先・イエスマン
3つの心の状態を見分ける練習


カウンセラー
では、先生が道路にゴミをポイ捨てしたとします。
先生は3つのうちのどの心の状態だと思いますか?

えー、人としてどうなんって思いますよ。まぁいい子ではないなぁ。
わがままで自己中な感じがするから【無邪気な子供】かな。

カウンセラー
そうです。
ではヘルプくんが「人としてどうなん?」って思ったのはどの心になっているからでしょうか?

うーん冷静な分析だから【大人の心】?

カウンセラー
そうですね。
でもそれを先生に向かって言ったらどうなりますか?
たとえば「先生!それは人としてどうかと思います。ポイ捨てはしたらいけないでしょ?」って

ぼくのオカンみたいだから【お母さんの心】!

カウンセラー
ちがいます。
言い方はお母さんみたいでも、心の状態は【お父さんの心】です。だって社会的なルールを守るように先生に指示しているから。

【お母さんの心】だったらなんて言うんですか?

カウンセラー
「ゴミ箱がないからポイ捨てしちゃったんだね。しょうがないなぁ、先生ってば」と共感的・寛容的な言葉がでるはずです。

なるほど。じゃ、【従順な子供】は何と言うんですか?

カウンセラー
【従順な心】の場合は「先生がポイ捨てしたことをどう思いますか?」とたずねたら「いいと思います!」ってイエスマンになっちゃいますね。
接客シーンで3つの心を見分ける練習

それではホストクラブでおこりそうなシーンで練習してみましょう。

今日はお金使いたくないねん。煽らんとってな。
命令・断定・威圧など【お父さんの心】

何言うてんねん、今日シャンパンおろしたい言うてたの姫ちゃんやろ?
説教・批判的・けんか腰など【お父さんの心】

カウンセラー
これでは【お父さんの心】と【お父さんの心】がぶつかってケンカになっていますね。
この場合、姫は【お父さんの心】ですから、本当は【子供の心】に向かって投げかけています。
つまり【無邪気な子供の心】か【従順な子供の心】で答えるとコミュニケーションはうまくいきます。

「うん。わかったよ^^」【従順な子供】か
「えー、それはショックやわぁ。でもどうして?」と感情を素直に表現して、好奇心旺盛に聞いてしまう【無邪気な子供】で答えるとうまくいくってことですね。

カウンセラー
そうです。
後者は【無邪気な子供の心】で「でもどうして?」と再び姫の【お父さんの心】に質問を返していますね。
【お父さんの心】⇔【無邪気な子供の心】のやりとりができているからうまくいきます。下の図をみてください。

やじるしが平行になっている状態はお互いが求めている反応が返ってきているということです。

カウンセラー
逆に姫ちゃんとノンアル桃李担当くんのやりとりの場合は
姫の【お父さんの心】は【子供の心】に向けて発信しているのに
ノンアル桃李担当くんは【子供の心】で受け止めず【お父さんの心】で【子供の心】に向けて発信しています。
下の図のようにやじるしが交差した状態だとうまくコミュニケーションがはかれません。


たしかに。【お父さんの心】で返されるとぴえんってなっちゃうわ。
姫の場合【お父さんの心】で返されると【従順な子供の心】で「はい。わかりました1本いっときます」ってなっちゃいそう。

カウンセラー
だから姫ちゃんとノンアル桃李くんはうまく続いているのかもね。
でもヘルプに言われたらむかつく!ってなるでしょ笑

たしかに。NGだしちゃうかも。

3つの心のやりとりが交差しないように意識すれば、姫ちゃんからNGはくらわないわけか。
でも好かれるまでいくのかな?

思えばこれができるホストって少ないのよね。
ストレスなくコミュニケーションができたら、このヘルプ話しやすいなって思っちゃうかも。

でもこんなに単純じゃないよ。女の子の心は複雑。
先生、こんなんじゃ好かれるとまではいかないような気がする。
お姫様がたの深層心理を知りたいです!

カウンセラー
じゃあ次はもっと深層心理に切り込んで、複雑な女心をわしづかみする会話術に進むわよ。
ぼくが先輩に教わったのは、立場によって努力の方向が違うってことです。
「担当は姫に好かれる努力を、ヘルプは姫に嫌われない努力を」でした。
でもヘルプなのに好かれる努力をするってことですか?