前編では交流分析学をもとに、ヘルプ指名のとれる会話術の基礎をお伝えしました。
しかしホストクラブでくりひろげられるコミュニケーションは、言葉の裏に「察してよ」「お世辞です」「強がっちゃう」「恥ずかしい」などさまざまな感情が存在します。
そのように、本音や素直な感情を隠した言葉の意味とはうらはらなやりとりを【裏面交流】と呼びます。
ここでは言葉の裏側にある動機や目的、すなわち深層心理を読み取る術を大暴露!
ほかの新人ホストは誰も知らないであろう会話を身につけて、3ヶ月後にはヘルプ指名王になれ!
言葉で伝える好きは9割意味なし


カウンセラー
ヘルプくん、まさかお姫様たちの「ヘルプくん好き」って言葉をうのみにしてるんですか?
好意の伝達総数=言葉による表現7%+声による表現38%+顔による表現55%

カウンセラー
言葉で伝える好きなんて9割意味がないってことよ!

そういえば先輩がお姫様の言葉は信じるなって。
姫の「入金日までに払えるから」を信じてこぼしたホスト、掛けを飛ばれたホストがあとをたちません。

カウンセラー
そういう意味ではありません!
人のコミュニケーションは言葉と言葉以外のものに分けられます。
言葉は言語コミュニケーション。
言葉以外のものは非言語コミュニケーションと呼びます。
非言語コミュニケーションは
・顔の表情
・声の調子
・姿勢
・身ぶり手ぶり
・しぐさ
などです。
伝えるつもりはなくても自然現象としては、顔色が赤くなるとか額に汗をかくということもありますね。

好きな相手を見るとき黒目が大きくなるってのは聞きました。
だからぼくはお姫様としゃべるとき、黒目をガン見してぼくのことが好きなのか確認してます!

カウンセラー
お姫様もこのヘルプわたしに好意があるのかも?って思う可能性が高くなりますね。
人は好意を持ってくれる人に興味がわきますから。

カウンセラー
つまり好きの気持ちは9割が言葉以外のもので送られているということです。
以下に例をあげておくので参考にするように。
・言葉の意味を正確に伝えようとするとき、声の調子も大切なところにアクセントをつける。
・真剣にな話を伝えたいときは厳しい表情になる
・心から相手をほめるときは穏やかでやわらかい表情になる
・うそをついて後ろめたいときは目をそらす
・うそを信じさせたいときは目を見すえる

カウンセラー
私たちは言葉がわからなかった赤ちゃんのころから、母の声のトーンや表情や態度で人の感情を理解してきました。
じつは大人になった今も、無意識に相手の表情や態度で言葉の信ぴょう性を感じ取っているのです。

会話の内容だけをたよらず、ちゃんとお姫様の顔をしっかり見ます。

カウンセラー
逆を言えば、ヘルプくんがいくらお姫様に好きって言葉で伝えても、正反対の感情があれば声の調子や表情に無意識にでてしまいます。
そうするとお姫様はモヤモヤや不快感を感じてしまうのですよ。
そしてこのヘルプと居ると居心地悪いなって思うでしょう。

目の前のお姫様を心から大切なお姫様と思って接客します!
接客中の裏面交流の例

ヘルプと姫のうまくいっている会話

ヘルプBが来月昇格するんだって!

裏)おまえはいつになったら役職になるの?

そうなんですよ!来月はBの昇格祭です。

裏)ぼくはまだまだです……。

カウンセラー
言葉上では
お互い事実の確認をしているだけの【大人の心】と【大人の心】のやりとりです。
しかし裏面では
姫→理想の追求やツッコミで【お父さんの心】と
ヘルプ→言い訳や言い返しをしない【従順な子供の心】
のやりとりになっています。
下の図のように裏面のやじるしは平行なのでうまくいっています。
表の交流が実線、裏面交流が点線です。

担当と姫のうまくいっている会話

桃李、被り来てるんだからあっちの卓行ってきなよ(ふふ)

裏)被り来てるのにわたしの席にまだいてくれてるのね♪♪

それ、お前が口出しすることじゃねーよ(へへ)

裏)姫嬉しそうじゃん。よかった。

カウンセラー
言葉上では
お互い命令をしている【お父さんの心】と【お父さんの心】で交差したやりとりです。一見ぶつかっているように見えます。
しかし裏面では
姫→喜ぶ【無邪気な子供の心】
担当桃李→素直によかったと喜ぶ【無邪気な子供の心】
の平行なやりとりです。

ヘルプと姫のうまくいっていない会話

姫ちゃん今日もかわいいな。似合ってるツインテ。(ひきつり笑顔)

裏)今日も不機嫌やな。ツインテ死守なんだからこの話題にのってきてよ。

無理してほめてくれてありがとうね。(むすっ)

裏)空気読めんのか。おもんないヘルプ、黙っとけ

カウンセラー
言葉上では
ヘルプ→姫をほめて【無邪気な子供の心】
姫→ほめ言葉をねぎらう【お母さんの心】です。
しかし裏面では
ヘルプ→命令の【お父さんの心】
姫→黙っとけと命令する【お父さんの心】
の交差したやりとりです。


言葉上のやじるしが交差していなくても、裏の気持ちが交差していたらコミュニケーションはうまくいってないですよね。
相手が3つの心の中のどこから、ぼくのどの心に向けて発信しているのかを理解しないといけないんですね。

自分が話すときも、たてまえと裏があると交流がややこしくなりますね。
すれ違ってなかなかお姫様との会話の距離も縮まらない。

カウンセラー
いいことに気づいたわね。
この場合、不機嫌な姫ちゃんになぜ不機嫌なんだろうと疑問に思う素直な気持ちを【無邪気な子供の心】で「どうしたの?姫ちゃんなにかあったの?」と聞いたらよかったわね。

さすが先生。
姫、今日も桃李にムカついて不機嫌だったの。
ヘルプがどうしたの?って聞いてくれたら話しができたのにな。
やっぱり話聞いてほしいよ。ヘルプはただほめればいいってもんじゃないよね。
姫のことちゃんと見てくれる人じゃないと、姫の気持ちなんて理解できないよ。

心から姫を大切に思う気持ちが言葉以外の部分に出る。
言葉は不器用でも姫にはちゃんと俺の思いが伝わっていてるんやな。

会話中は何を話すかが大切ではなかったんですね。
ほめて機嫌をよくさせようとしていたけど、そんな形は意味がない。
お姫様たちの顔をよく見て、しぐさや姿勢をよく見て、声のトーンもちゃんと聞く、お姫様を大切に思うってことか。
まとめ

カウンセラー
言葉の内容は1割しか気持ちを伝えないと心得て。
お姫様たちの声色やトーン、表情やしぐさなどよーく見てあげようね。
きっとたくさんサインがでているから。
ヘルプについたお姫様に好意を持っていなかったら、いくら口でうまいこと言ってもお姫様には伝わるわ。
担当ではなくても自分が担当のような気持ちで、お姫様に向き合うことね。
ほかの新人ホストはたいてい言葉だけでコミュニケーションをとるから、ぐっと差をつけられるわよ。
これをマスターすればヘルプ指名は今の3倍はとれる!
次回はな、な、なんと。
多くのお姫様に愛され続け、常にトップを走り続けるナンバーワンホストに新人のヘルプ指名獲得の秘訣を語ってもらいます。
好きは9割伝票で伝えるのがホストクラブ!
でもヘルプへの好意は9割が言葉じゃないの?