売れるキャバ嬢、売れないキャバ嬢ーーその違いはなんなのでしょうか。見た目の美しさだけが重要かといえば、全国のキャバ嬢の中には、外見に飛び抜けた魅力がなくても、億を超える売り上げを持つキャバ嬢もいます。
SNS総フォロワー数22万人を誇る”おっぱい社長”こと桃瀬ともさんは、北海道の地でキャバ嬢デビューするやいなや、一気に”すすきのの女帝”と呼ばれるまでに上り詰めました。今や全国区で店舗経営を目指すオーナー兼現役キャバ嬢……なぜ、彼女の店はどの地域でも流行るのか。その理由を探るべく、桃瀬さんがキャバ嬢として、はたまたオーナーとして大切にしているマインドを取材。
【桃瀬とも】
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こちらは2021.7のインタビュー記事です。
キャバ嬢・桃瀬ともが語る”売れるコツ”
ありがとうございます(笑)。母譲りで遺伝なんですけどね。
遺伝とな……⁉う、羨ましい限りです。そのプロポーションの素晴らしさも、桃瀬さんが売れ続けてきた一つの理由なのでしょうか。
おっぱい社長っていうネーミングもお客様がつけてくれたものなので、一役買ってくれている部分はあったかもしれません。でも、売れたのは単純に向いてたからだと思いますけどね。
桃瀬さんはなぜキャバ嬢になったんですか?
最初は完全に周りに合わせてはじめただけでしたよ。田舎だったし、仲良くしているギャル系の友だちがみんなやってたから、放課後の部活みたいなノリではじめました。
で、いきなりナンバーワンに?
最初に入ったお店はランキングがなかったんですけど、けっこう売り上げていたような気がしますね。でも、売り上げを伸ばそうと思ったことは、キャバ嬢人生の中で一回もないんですよ。目の前の人と、気持ちよく時間を過ごしたいだけ。ランキングのあるキャバに入ってからは、上目指そうっていう気持ちはないと、とは思っていましたけど。
実際、プレイヤーとして気をつけていたことなどはありますか。
そうですね……なんとなく、より多くのお客様を接客するということに気をつけていました。太いお客様が数名いたとしても、1人いなくなっただけで稼げなくなっちゃうじゃないですか。だから、一人に依存しない方がいいなって。
太客より、組数を意識していたと。
いろんなお客様に顔を知ってもらえるきっかけは多かったし、たまにしか来ないお客様にも「僕みたいなお金使えない客にも、同じように優しくしてくれるんだね」って喜んでもらえることはありましたね。
それが、あとあと多くの指名となって返ってくると。そのあたりは計算ではなく?
計算ではありませんでしたね。とにかく目の前のお客様に楽しんでほしい!と思ってただけ。おかげさまで指名数はとんでもないことになっていました。
でも、なんとなくわかります。年商億の社長なのに、すごくフレンドリーだし喋りやすいというか……なぜか親近感があるというか。
根がバカなんですよ(笑)。昔はそれでよく失敗もしました。楽しければいいでしょ、って店中シャンパンでビショビショにして、水着で泳いで次の日大説教されることもありましたから。今は落ち着きましたけどね。
そういう挫折があったからこそ、今の桃瀬さんがある?
挫折もあったけど、それ以上に周りの人に恵まれてきたから、ここまで成功できたのかもしれません。私はキャバ嬢時代から、ワンマンプレイをあまりしてきてないんです。周りのキャストたちと常に協力するような……まさに、部活のチームプレーのような感覚でやってきています。
個人事業主として雇われるキャバ嬢でありながら、チームプレーを考えるその心とは……?
本指名してなくても、ヘルプでついた女の子の態度が悪かったら、そのお客様ってお店を使いたくなくなっちゃうじゃないですか。店のお客様が減れば、自分の機会も減る。指名が取れないということよりも、店のお客様が減ることの方が自分にとってマイナスだと思っています。
目先の利益に食いつかないあたり、先見の明がありますね。お店やキャストからも重宝されそうな考え方です。
オーナー・桃瀬ともが店舗運営で大切にしている”社是”
今は店舗経営を全国でされているかと思いますが、オーナーになろうと思ったのはなぜだったんですか?
当時、指名本数が多すぎて、1人5分程度しかつけなくなってしまったんです。場内でつけない分は、アフターで補っていたんですけど、それだとアフターも3〜4時間待ちの人が出てきちゃうじゃないですか。
待たせていることも失礼だし、キャバクラにいる時間より、アフターしてる時間の方が長くなってきて、コスパ悪いなと思って……一気に全員とアフターしようと思って、自分がカウンターに立てるバーを作ることにしました。
実質的な理由だったんですね!
だから、最初は出身地の北海道で出店しました。でも、遠方から通ってくれているお客様も多かったから、関東でも効率よく同伴したいなと思って、六本木店のオープンを決めました。
北海道出身の桃瀬さんが、東京に店を持っても成功していることは、業界でも話題ですよね。
おのぼりさんがお店を持つわけですから、リサーチはたくさんしました。自分でも銀座や麻布などの繁華街のキャバクラに飲みにいったり、六本木で店舗を持つ前には、実際に六本木のキャバクラで働いたりもしてみましたね。
成功のきっかけはなんだったと思いますか?
いろいろあると思いますけど、やっぱり六本木はかわいい子が多いから、チームプレーしやすいことはあったかもしれません。オーナーとしても、店舗の社是として、チームとしてどう売り上げを出すかということを大切にしています。
キャストがチームプレーを意識するためにしていることなどありますか?
うちは「大入りボーナスシステム」を取り入れています。お店として大入りだったら、実際売り上げた子以外にもボーナスを支給しています。売り上げが出せなかった子も、次はがんばろうというモチベーションになっているみたいです。
なかなか大入りでキャスト全員にボーナスを出せるお店もないですもんね。
オーナーをしている今も、自分がたくさんのお金を稼ぎたいとは思っていないんですよ。ただ、自分がどこまでいけるか見てみたいし、今はもはや家族である、キャストたちをどうにか養わなきゃ!って思っていて……キャストたちにも、かあちゃんって呼ばれるくらいですから(笑)。だから、振る舞う時はしっかり振る舞いますね。
そんな桃瀬さんのもとだからこそ、いい仲間たちが集まってくるんでしょうね。
それでも最初はキャストさんたちの叱り方が分からなくて大変でした。アルコールが入っていても、やっちゃいけないことってあるじゃないですか。女性で、現役キャバ嬢でもある私の口から伝えるということがすごく難しかった。
その課題はどう解決したんですか?
結局、一人ひとりとちゃんと向き合うことが大切でしたね。その子がどんな価値観で働いているのかで、どんな言い方が刺さるのかは変わってくるんです。キャストたちに、マニュアルの対応をしないこと。このあたりは、尊敬している黒服の立ち振舞やキャストとの接し方から学びました。
現役キャバ嬢の女性オーナーが、キャスト1人ひとりと真剣にコミュニケーションしてくれる……個人プレー感が強くなりがちな夜職では、珍しい職場環境ともいえそうですね。
その甲斐あってといっていいかわかりませんが、本当にいい子しかいないんですよ、ウチの店(笑)。
オーナー兼現役・桃瀬ともが今”キャストに求めること”
オーナーとして、どんな子にお店で働いてほしいですか?
やっぱり、うちのお店ではチームプレーができる子がほしいんですよね。お人形さんみたいに可愛い子も売れると思うんですけど、周りの空気を読んで行動できる元気な子は強いです。T-STYLEはアフターに使ってもらうことも多いので、キャバ嬢さんである女の子たちにも好いてもらえるような女の子。
お客さんにもモテて、かつキャバ嬢さんからも好かれる子って、多分本当にいい子ですよね。
あとは別軸ですけど、SNS強い子っていうのもやっぱり強いと思う。今はお店の集客力に頼るよりも、セルフプロデュースで指名を取る時代ですから。私も今は、8割以上SNSからの指名ですね。
桃瀬さんもSNSでのセルフプロデュースに成功されてるイメージです。インスタの写真とか、拡散されてますもんね。
私はInstagramをはじめてすぐ、カメラマンを個人的に雇って写真を撮ってもらうようにしていたんです。自撮りの写真もいいけど、同じような写真が並ぶことになっちゃうし、高級感に欠けちゃうかなと思って。
桃瀬さんの写真は高級感のある写真と、親近感のわく写真のバランスがいいですよね。時たま、すごいふざけて撮ってますもんね(笑)。
最近一番いいねが多かったのは雪山でお尻出してる写真でした(笑)。海外のインスタグラマーを参考にしながら、つっこみどころのあるセクシーさを目指して写真をアップしています。
エロいだけだと高嶺の花みたいに映るけど、ちょっとおバカなところが見えると、急に友だちになれそうというか、そういう距離の近さを感じますね。
私に限らず、お客様との距離の詰め方が上手な子は、やっぱり売れますよね。可愛いことはもちろん大切だけど、親近感のある振る舞いができることも大切。そういう子は、わりに合わない色恋営業をしなくても売れると思います。
逆に、売れない子の特徴ってありますか?
楽しそうに見えない子じゃないかな。でも、そんなのって教えられてできることじゃないから。生まれ持ったコミュニケーションセンスですよね。
桃瀬さんはそのセンスにあふれてそう。
私はね、アルコールもガッツリいれちゃうから。酔わずにできる子が一番すごいですよ。でも、楽しそうで可愛い女の子は最強だから。そういう子にもっと巡り合っていきたいですね。
取材陣にも終始フレンドリーに対応してくれた桃瀬さん。雲の上にいるような売れっ子なのに、どこか親近感を感じる振る舞いが印象的でした。そんな桃瀬さんだからこそ、オーナー店のキャストとも、距離が近い家族のような距離感を築けているのかもしれません。
桃瀬さんがオーナーとしても、キャバ嬢としても大切にしている”チーム意識”。目の前のお客様だけでなく、ライバルになることもあるキャストにもしっかりと気を配る視野の広さは、キャバ嬢として売れるために大切なスキルです。桃瀬さんが仲間を愛するからこそ、仲間も桃瀬さんを愛している。だからこそ、桃瀬さんのお店はお客様にも愛されているのでしょう。
やっぱり”おっぱい社長”と呼ばれるだけありますね。すごいボリューム!